刺さるキャッチコピーを作る5つのポイント

「ビジネスでは『キャッチコピーが重要』っていうけど、どうやって作ればいいの?」
こんな起業家の疑問にお応えします。
刺さるキャッチコピーが作れるようになると、お客様の心をガチッとつかむことができます。
そこで今回は、キャッチコピー作りの5つポイントをお伝えします。
本記事の内容は、2022年4月11日、静岡ゼロイチ起業サロン「第3回勉強会」で実施しました。
刺さるキャッチコピーを作る5つのポイント
1、キャッチコピーはコンセプト8割、表現2割
2、大企業のブランドコピーはマネしない
3、基本形は悩み+解決策+ベネフィット
4、型にはめて100個作る
5、反応率を見て絞りこむ
1、キャッチコピーはコンセプト8割、表現2割

キャッチコピーは、
コンセプト8割、表現2割
で決まります。
言葉の表現テクニックも確かに重要ですが、それ以上に、
「誰に、何を伝えるか?」
という、コンセプトの方がはるかに重要です。
よく、「ターゲット」や「ベネフィット(提供価値)」が決まっていないのに、雰囲気だけのキャッチコピーを作っているケースが多々ありますよね?
あれはNGです。
先にこの2つを練ってから、キャッチコピーを考えるようにしましょうね。
ターゲットの決め方はこちら↓
ベネフィットの決め方はこちら↓
2、大企業のブランドコピーはマネしない
大企業のキャッチコピーはマネしないようにしましょう。
例えば、
・愛は食卓にある(キューピー)
・やっちゃえNISSAN(日産自動車)
といったキャッチコピーは、あくまで「ブランドイメージ」を作るためのものです。
個人起業家にとって、ブランドイメージよりも、サービスの価値をダイレクトに訴求する方がはるかに重要ですよね?
ですから、コンセプトがしっかり伝わるキャッチコピーを作りましょう。
3、基本形は悩み+解決策+ベネフィット
キャッチコピーの基本形は、
悩み+解決策+ベネフィット
でOKです。
つまり、「誰に、何を、どうやって」というビジネスのコンセプトを、そのままダイレクトに伝えてしまいましょう。
例:『SNSを使って集客をしたい方へ、たった5つのポイントを改善するだけで、SNSの反応率が2倍になります』
よく、「ひねりすぎて伝わらないキャッチコピー」になってしまうケースが多々ありますよね?
言葉をひねって伝わらないくらいなら、多少言葉がダサくても、ストレートにコンセプトを伝えた方が効果的です。
ただし、基本形は言葉が長くなりがちですから、ムダな部分をそぎ落とすと良いでしょう。
例えば先ほどの例の場合だと、「ベネフィット」を見れば、「悩み」カットしても意味が伝わります。
・悩み = SNSを使って集客をしたい方へ
・解決策 = たった5つのポイントを改善するだけで
・ベネフィット = SNSの反応率が2倍になります』
ですから、悩みの部分をカットして、『たった5つのポイントを改善するだけで、SNSの反応率が2倍になります』と短く表現できますね。
また、キャッチコピーは「できれば25文字以内」が理想と言いますので、思い切って「解決策」をそぎ落とし、
『SNSの反応率が2倍になります』とか、
『SNSの反応率が2倍になる5つのポイント』などと、
短く表現しても良いでしょう。
あなたも、まずは基本的に当てはめて、キャッチコピーを作ってみましょう。
4、型にはめて100個作る
キャッチコピーの基本形ができたら、それを様々な表現に当てはめてみましょう。
プロはキャッチコピーを100個作る
と言いますので、あなたもまずは、できるだけたくさん挙げてみましょう。
この時のテクニックはいろいろあるのですが、
例として、次の「7つの型」に当てはめるのが有効です。
- 証言型 ~するだけで、~になりました
- 質問型 ~なぜ、~になったのか?
- 提案型 ~する方法があるのですが
- 断定型 ~すれば、~になります。
- 限定型 ~したいあなたへ
- 教育型 ~するために、する必要はありません
- 予言型 もし~しなければ、~になります
中でも「証言型」が使いやすく、「質問型」も見ている人の思考を促す効果があります。
「限定型」で、「~~なあなたへ」と、ストレートに表現するのも良いですね。
言葉の言い換えも有効ですね。
- 短く言い切る 例:ビール、冷えてます
- 問いかける 例:最近、うまいうなぎ、食べました?
- 親身になる 例:頑張ったご褒美にどうですか?
- 二者択一をせまる 例:あなたは〇〇派?××派?
- 好奇心をくすぐる 例:〇〇屋の秘密は××だった!?
- レアさを強調する 例:限定20食。美味い焼き鳥
- リズムを刻む 例:うまい、早い、安い
- ストーリー型にする 例:私がピアノの前に座るとみんなが笑った。でも弾き始めると…
- 具体化する 例:×「キャッチコピーが学べる」→◎「たった3行で、売上2倍のキャッチコピーが学べる」
- 数字を入れる 例:売上が50%アップ
- オノマトペを入れる 例:フワフワ、キンキン
- 順番を入れ替え見る 例:インドカレー。食べてみた。
- 分割する 例:「不思議なおいしさ」 → 「不思議、おいしい。」
- 実績を見せる 例:満足度96%
- ビフォアアフター 例:たった3ヶ月でマイナス12kg
- 簡便性を出す 例:たった、簡単に、今すぐ
- 5感に訴える 例:お問い合わせの電話が鳴りやまない
その他に、競合や他社の言葉を、自社のサービスに当てはめるのも有効ですね。
個人起業家の場合、まずは良いものを真似るところから始めると良いでしょう。私もよく使います。
こんな感じで、まずはキャッチコピーを挙げてみてください。
5、反応率を見て絞りこむ
キャッチコピーを挙げたら、その中から良さそうなものを絞り込んでください。
最終的には、
お客様の反応率を見ながら、改善を続ける
ことが大切です。
また、HP用、チラシ用、SNS用、広告用など、キャッチコピーはその時々で使い分けると効果的なので、いくつかストックを持っておくと良いでしょう。
まとめ
今回は、キャッチコピーの作る上5つのポイントをお伝えしました。
刺さるキャッチコピーを作る5つのポイント
1、キャッチコピーはコンセプト8割、表現2割
2、大企業のブランドコピーはマネしない
3、基本形は悩み+解決策+ベネフィット
4、型にはめて100個作る
5、反応率を見て絞りこむ
刺さるキャッチコピーが作れるようになると、お客様の心をガチッとつかむことができます。
ぜひこの手順に従って、作ってみましょう。